美郷町には、なんでもあるわけじゃない。でも、なにかをはじめる人がいる。
彼らは知っている。ゼロからはじめるおもしろさを。土壇場の工夫にひそむ新しさを。そしてなにやら、人生の楽しみかたのようなものを。
バリ島でも、美郷町でも。地元の人と組み合い、“新名物”を仕掛ける4児の父
田中 利典さん
地域文化産業創成グループ本郷BASE
使命感とロマンの、“真剣”道楽田舎づくりの第一走者
田邊 裕彦さん
濁酒蔵元と農家民泊邑川
こつこつと“美郷ブランド”を肥やす。熱いというより、厚い実業家
新田 晋太郎さん
新田農園
町のライフラインを支えるスピリット内側はロックのまま? “360度・24時間”をやってきた人
福田 雄二さん
福田電気水道
その懐は、湧き続ける温泉のようにじわじわあったかい。活力の“源泉”をあたため続ける人
田邊 康文さん
千原温泉・千原湯治場
味・ボリューム・心意気、120%町の“集まり処”の火付け役
山本 真さん
和洋猪食処またたび
野菜のできは、未来のでき。うんと長い目で種を蒔く農家さん
烏田 裕一さん
JAしまね島根おおち青年連盟邑智支部
社協マン、オン・ザ・ラン!春夏秋冬、全力で町を奔走する情熱屋
兒島 智和さん
社会福祉法人美郷町社会福祉協議会
悠々。温々。美郷町の縁のした、おおらかに構える力持ち
南家 祐介さん
デイサービスやすらぎの里別府
海を越えてともにつくる。バリ島マス村と美郷町、30年をかけて描くこれから
正しさよりも、“好き”。「変わるものは変わる。想う人たちが、それぞれのやり方で伝えていく」美郷町の郷土芸能・神楽
鮎が光り、川をくだって、山の風を聴く。江の川と美郷町、かけがえのない日々の風味絶佳
野生のイノシシが呼び起こした「町の個性と底力」日本で唯一になった美郷町、移住者と未来へ繋げるおおち山くじら物語
老舗が続く理由の一つは、“ご近所”にあり。地元と二人三脚、創業から117年の銘菓「富士屋本舗」を継ぐ姉妹が語ること
なんてことない商店の、変わり続けた商売。コップ酒と煙草と、つめこみすぎの弁当と。今日までの“いろんなさじ加減”
「100歳まで楽しい農作業」と「10年続く元祖サロン」人が集まり続ける、お母ちゃんたちのちいさな畑のヒミツ
美郷町はなんでもある場所じゃありません。そんな中でも坦々と、でも着々と生まれる、あたらしい営みがあります。その原動力とも言うべきキーマンたちに迫りました。