町のライフラインを支えるスピリット
内側はロックのまま? “360度・24時間”をやってきた人

福田 雄二さん

福田電気水道

ライフラインだから、町が新しいことに動けば自分たちもそう動く。一生勉強というか、一生飽きん職業だよと、冗談混じりで言ったりすることもあります。

「電水さん」の愛称で知られる、有限会社福田電気水道。電気・上下水道・空調・簡易土木・リフォーム・浄化槽工事を、公共から個人宅まで担います。なので「360度お客さん的な仕事、といいますか」と、代表の福田雄二さん(58)。
社員も全員、町内の人。関わる人はとにかくみんな顔見知り。電気に関しては、中国電力の委託工事店として365日24時間体制。町のどこへ行ってもお客さんと出くわすことがあるかもしれない、と、手帳を欠かさず持ち歩きます。緊急性のある役割を担うこともあって、やっぱり町の人に喜ばれることがうれしい、と福田さん。

町のライフラインであるために、町が新しい動きをはじめれば当然、そこに携わります。例えば3年前に旧役場跡地をコワーキングスペース「MISATOTO NEST(みさとと。ネスト)」に改築した際の電気水道は、もちろん福田電気水道さんが。最近では、電気自動車導入の際に充電場所の設置を担当。「私自身はもう楽しいというよりは大変ですけどね(笑)。若い社員が新しい道具や材料をどんどん見つけてくる。それを見ているのは楽しいですね」。一生勉強、一生飽きん仕事だよ、と「冗談混じりにそんなことを言うこともあります」。

働き方も柔軟に変えています。定年延長、育児休暇、最近では時間単位での有給制度や月間休日を増やすなども、社員から提案があれば「やってみよう」と取り入れるそう。仕事をしながら生活しやすい環境づくりに応えるのは「社員も、社員の家族も知っているから」。

実は、福田電気水道に入るまで、進学を機に関東に出て、長らく地元を離れていた福田さん。「まわりがみんな他人。そこになんともいえない自由があり、楽しかった」。音楽活動をしながら元々バイトしていた先に就職。それから15年ほどして、美郷町に戻ってきました。理由は「アパートの左右上下の人を、誰のこともちゃんと知らない。満員電車に乗っても、みんな他人」が、30歳を越して寂しくなってきた。また、親孝行にはこれしかないだろうと、うんと悩んで覚悟を決めたそうです。だからこそ、いい会社にしていく、町にとっていい会社であり続けようという意志が、ライフラインさながらに根を張っているのかもしれません。

社協マンの兒島さんとは、バンド仲間でもあります。議員の西原さんを加えた3ピースバンド、出演は誘われたら断りませんが「自分たち流にアレンジは欠かせません」という姿勢。若きあの頃のようにロックな音楽こそやらないものの、内に秘めたスピリットはなんとも熱いまま。

福田電気水道

確実な施工と丁寧な対応をモットーに、町の暮らしを支え続ける老舗設備工事店。住宅から公共工事まで、幅広い経験に裏打ちされた確かな技術で応えます。おうちに関することは、どんなことでもご相談ください。
社員採用も積極的に行なっています。

所在地:島根県邑智郡美郷町粕渕424-2
TEL:0855-75-1032
FAX:0855-75-1686
MAIL:fukudadensui@samba.ocn.ne.jp

Text by Sako Hirano (HEAPS)

本記事は2023年3月の取材に基づいて構成したものです。