こつこつと“美郷ブランド”を肥やす。
熱いというより、厚い実業家

新田 晋太郎さん

新田農園

結局、なにもないじゃないですか、田舎で。自分たちで動くしかない。捉え方ですけど、楽しいんですよね。

「お、大きい!肉厚!」。思わず笑ってしまうほどぷくぷくでツヤツヤのしいたけは、美郷町の新田農園育ち。青空の下、緑に囲まれたハウスで良質な水を使い、徹底した湿度・温度管理*のもと、大切に育てています。7,000の菌床のハウスが5つ。年間で約30,000菌床を管理して育てあげます。秋から冬にかけてが繁忙期で、シーズンごとに手伝ってくれる近所のおばちゃんたちの丁寧な仕事に助けられているそうです。

*安心・安全な生産につとめ、県の定めた生産基準「美味しまねゴールド」をクリアしています。

現在、農園責任者をつとめるのは3代目となる新田晋太郎さん(38)。20代を終える節目に「このままここ(前職)で働いても、社長になることはないな」と思ったことから、それならばと母が経営する農園に入ることを決めました。もともと農業の知識はまったくなく、すべてが入ってからのスタート。栽培そのものはもちろん、食べて喜んでもらえるのが何よりものやりがい。卸し先や販路など、県外まで自慢のしいたけの“届けかた”をもっと広げていきたい、と話します。

知名度をあげていきたい理由はもう一つ「美郷ブランド」を育てたいから。自分たちのしいたけのほかにも、美郷町でつくられた美郷町にしかないうまいものはたくさんあり、それをしっかりアピールしていきたい、と新田さん。「この町でつくっている人たちを知っているから、というのは大きいです。生産者の大変さも知っているからこそ、町全体であがっていきたい」。

スーパーで買う、だけではなく、生産者から直接買う。それが「美郷町から買う」から繋がっていけば。そんな大きな地図をみている新田さんには「いつがよかった?って聞かれたら『いまが一番楽しい』といえる生き方をしたい」という確かな軸があります。

ちなみにしいたけも、“じく”の部分が一番栄養がたっぷりだそうですよ。新田農園から届く朝採れしいたけ、本郷BASEの美郷サンバルをのせて焼いて食べると、んもうとんでもない絶品だとか...。

新田農園

美郷町の豊かな自然と良質な水で育てた、こだわりのしいたけを生産・販売。徹底した温度・湿度管理で育ったしいたけは、ぷっくり肉厚な果肉と豊かな香りが特徴です。
ステーキやオーブン焼きにすると、しいたけの歯ごたえや旨味を余すことなく楽しめます。意外なおすすめレシピはなんと唐揚げ。ぜひお試しください。

所在地:島根県邑智郡美郷町都賀行547
TEL:0855-82-3510
インスタグラム:https://www.instagram.com/nittanouen.shimane/
※DMから注文いただけます
ふるさと納税ページ:https://www.furusato-tax.jp/product/detail/32448/4431454

Text by Sako Hirano (HEAPS)

本記事は2023年3月の取材に基づいて構成したものです。