写真で辿る美郷町
川とともに生きる。
町の全域を大きく蛇行しながら流れる江の川は、古くから人々の暮らしに大きく関わってきました。鮎やうなぎといった食材の宝庫として、四季を映す景勝地として、また時には大きな水害の引き金として。良くも悪くも、町の暮らしの中心にはいつもこの川がありました。
暮らしに根付く日本遺産
150年余りの歴史をもつ郷土芸能「神楽」は2018年、日本遺産に認定されました。いわゆる “伝統芸能” の堅苦しさはなく、赤ん坊からお年寄りまで、みんなが楽しめるエンターテイメントとして愛されています。
山を泳ぐ“くじら”
もともとは、田畑を荒らすやっかいものだった猪。長い時間をかけ、住民の自治による獣害対策を確立してきました。今では、食肉や皮革といった新しい産業をもたらす大切な資源にもなっています。
物語はつづくよ、どこまでも。
2018年、町内唯一の鉄道であった三江線は、その88年の歴史に幕を下ろしました。美郷町では、線路や駅の有効活用を構想中です。電車が走ることはもうなくても、この線路は町の未来へと続いています。